【 よろしこ通信 vol.132 】 2015年7月28日


 先日、子どもを連れて高原へ行ってきた時のこと。
 向かったのは豊田市にある旭高原というところ。

 息子から「田んぼでカエル捕りをしたい」と言われていたので
 高原の帰りに田んぼに寄るつもりで向かった。

 高速をおりてしばらく走ると田んぼが広がっているのだが
 なにやら田んぼのまわりには、鉄柵が張り巡らされている。

 実は、以前撮影したことがあるので
 すぐにイノシシよけだと分かったのだけれど
 その数がハンパではない。
 村ぐるみというか、村全体の田んぼが
 鉄柵で囲まれているのだ。

 よくもまぁこれだけ…という膨大な数。
 しかも、これを全て通電しているのだから
 電気代もすごい。

 この鉄柵は近づいたイノシシを殺す目的ではないので
 「ビリッ」とする程度である。
 しかし、不用意に感電してもつまらないので
 高原の帰り道に、道路わきの空き地があったので
 そこでカエル捕りをした。
 そして帰宅後、ニュースで川での感電死事故を見たのだ。

 この続きは、本編で。

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 ■ 目次 ■

  1. 私が会った100人の失敗者 (社長 宮崎敬士)
     第83回 「やっていることは同じだが結果が違うこと」

  2. 取材者の目線 (映像制作ディレクター 加藤健)
     第95回 「『カラーでよみがえる東京』から感じた、制作者の思い」

  3. 新人ADが見た“メディアジャパンのちょっといい話”
            (アシスタントディレクター 堀口春菜)
     第25話 「名古屋AD堀口、東京へ」

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 1. 私が会った100人の失敗者 (社長 宮崎敬士)
     第83回 「やっていることは同じだが結果が違うこと」


 鉄柵の問題である。

 実はイノシシは賢い。
 なかなか罠には入らない。

 イノシシの罠は、大きな鉄製の犬小屋みたいなモノを作り
 中に餌を入れておびき寄せ
 中に入ったら入口が閉まるというモノ。

 イノシシは警戒心が強いので
 人の手がかかったものにはなかなか触れないのだ。
 なので、罠が自然に見えるようになじむまで時間がかかる。
 それでもなかなか入らないのだ。

 そこで一案。

 村の田んぼ全部を鉄柵で囲むのなら
 1つの田んぼを犠牲にして、大きな罠を作ったらどうだろうか?
 コストは同じだ。

 全員でイノシシを排除するのではなく
 一部で受け入れるのである。
 大量のイノシシが捕獲できると思うのだが‥。

 どうでしょう、この案。
 受け入れてやるところがありましたら、ご一報ください。
 ニュース番組として取材します。

 もちろん発案者として私も画面に出ますので。

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 2. 取材者の目線 (映像制作ディレクター 加藤健)
     第95回 「『カラーでよみがえる東京』から感じた、制作者の思い」


 政府与党がいわゆる「安全保障関連法案」を強行採決した翌日、
 安倍総理は2020年東京オリンピックのために建設予定だった
 「新国立競技場」の現行プランを白紙撤回しました。

 これを聞いたとき思い出した番組があります。
 昨年の秋NHKで放送された
 NHKスペシャル「カラーでよみがえる東京」です。
 この番組を見たとき僕は、ものすごい衝撃を受けました。
 この番組はタイトル通り
 「昔の白黒の東京の風景の記録映像に色を着色したもの」です。

 番組は明治時代くらいから記録され始めた
 東京のフィルム映像を紹介していきます。
 当時の資料や推測などをもとに、
 街の風景、建物の色、女性の着物の色、
 電車の色などが再現された映像は、
 白黒ではどうしても遠くに感じてしまう時代の雰囲気を
 驚くほど身近に感じさせてくれました。

 番組は基本的に古い時代からどんどん時代が進んでいき、
 やがて昭和の戦前の平和だった時代の雰囲気に入り、
 やがて戦争の影が色濃くなっていきます。
 やがて戦争がはじまり、ひとつの有名な映像がカラー化されて登場します。

 「学徒出陣」の壮行会です。

 戦局の悪化でついに戦場に駆り出されることになった若者たち。
 1943年10月21日、東京の神宮外苑競技場で行われた壮行会は、
 雨のグランドを行進する有名な映像として残されていますが、
 これがカラーの映像で紹介されました。

 そして番組の後半、戦争が終わり敗戦の苦労と経済の復活が描かれ、
 そのピークとなった1964年の東京オリンピックにいたります。
 今も高度経済成長の象徴的な映像として登場する
 10月10日国立競技場の開会式。

 番組はこの時、なんと、晴れがましい選手入場行進と、
 その21年前に行われた「学徒出陣壮行会」の痛々しい行進を、
 編集でつなぎ合わせ、交互に何度も登場させたのです。

 僕はそのとき不覚にも初めて知りました。

 2つの行進は、同じ場所で行われたのです。
 それが歴史の事実だったのです。

 このとき、昔の白黒映像がカラー化されたことが、
 衝撃的な意味を持ちました。
 どちらもカラー映像の「学徒出陣」と「オリンピック入場行進」は
 並べて編集しても時間的な隔たりをまったく感じさせません。

 同じ年頃の若者が、同じ場所で、同じように行進している。
 なのにその目的のあまりの違い!
 その境遇のあまりの違い!

 古い東京のフィルム映像のカラー化は、とても難しい技術で、
 着色作業は5年以上前から始まったそうです。

 果してこの番組の制作者は、カラー化することで
 学徒出陣とオリンピック行進を「並べることができる」ことを
 最初から気が付いていたのでしょうか?
 最初からここに向かって進んでいたのでしょうか?

 安倍政権がいよいよ一つの方向に向かうことを
 明確に意思表示し始めているこの時期に、
 このような番組が放送されたことに対して、
 僕は制作者の大きな意志を感じずにはいられませんでした。

 そして、図らずも安倍総理がわずか2日間で連続して
 「安全保障関連法案強行採決」と
 「新国立競技場プラン白紙撤回」に関わったことが、
 不思議な思いがしたのでした。

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 3. 新人ADが見た“メディアジャパンのちょっといい話”
            (アシスタントディレクター 堀口春菜)
     第25話 「名古屋AD堀口、東京へ」


 普段、名古屋本社で仕事をしている私ですが、
 あることをきっかけに、しばらくの間、
 東京事務所へ行くことになりました。

 仕事とは分かっていても、期待してしまうことがありますよね。

 こちらから、ご覧ください。
 http://me-ja.co.jp/goodstory.html