キャラクター命名

キャラクター命名「ヨロシコくん」

宮崎敬士
会社をどこにするか、不動産まわりをしていた所、とあるインテリジェントビルを下見した。
ビルはかっこよく美しい。

しかし、ビルに入ったとき待っていたのは、ヨボヨボのご老人(スイマセン)。
用務員の人かしら。私と光畑(OL)は思った。

不動産の営業マンと私たちと、そのご老人がエレベーターに乗った。
「今日はこれで決めてもらうで、私が来たでヨロシコ。」

部屋に入ると、
「年末のキャンペーン中だで、決めてチョ、ヨロシコ。」
私たちが、そのご老人がビルのオーナーと知った瞬間だ。
しかも、不動産に年末キャンペーン期間があることを初めて知った。
”ダブルの驚きだ”
どうやら、オーナーは中華料理から一国の主となった台湾の人のようだ。
すごい。

この人について行きたい。
その時から、ご老人の背中に”後光”が見えた。
「もう少し安くしてヨロシコ」光畑(総務)はすっかりファンになっていた。

帰りのエレベーターの中、ハウリングが聞こえた。
「キーン!キーン!」
どうやら発信源はご老人の耳だ。
「ウッ!」耳の補聴器のレベルを上げたとき「キーン」としている。
私と光畑は、またまた新しい学習をした。
補聴器はレベルを上げるとコマクとの間で共振するのだと。

オーナーイメージ図 作画:榛村

その話を、年始の温泉旅行でしたところ、
”おもしろい”ということで、なぜかキャラクターの名前となった。


ヨロシコ君の誕生である。
現在、ウチの名刺から封筒、ペラ用紙から請求書まで、すべてにヨロシコ君は描かれている。

いつも聞かれる「これ何?」
「ヨロシコ君です、うちのキャラクターです」
「あるんだ、そんなの!」
たぶん、キャラクターを持っているのは制作会社でうちだけだ(たぶん)。
オンリーワン戦略なのである。