【 よろしこ通信 vol.156 】 2016年8月23日

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 ■ 目次 ■

  1. 社長のつぶやき (社長 宮崎敬士)
     第62回 「ゆとり世代が使えないとぼやいているのは、
                         自分が悪い」

  2. 取材者の目線 (映像制作プロデューサー 若林源太)
     第109回 「すごいメイキング」

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  1. 社長のつぶやき (社長 宮崎敬士)
     第62回 「ゆとり世代が使えないとぼやいているのは、
                         自分が悪い」


 リオオリンピックが閉会した。
 蓋を開けてみると、日本はメダルのラッシュである。
 この結果に驚いた方も多いはず。
 私もその1人だ。
 そんなにメダルは取れないだろう、とおぼろげに思っていた。
 もちろん、はっきり根拠はないのだが、
 取れるという根拠もなかった。

 では、この結果をどうみるか。
 今回、15歳の卓球の女子選手がいるなど、
 全体的に低年齢化が進んでいる。
 つまり、これって「ゆとり世代の勝利」と言っても
 良いのではないか、と思うのだ。
 してやったぜ、ゆとり世代!!

 スポーツ界では活躍するゆとり世代。
 しかし、会社では使えないと評判が悪い。
 会社もスポーツも「頑張る」とか、
 「目標に向かって進む」とか、
 ある種、同じだと言える。

 では何が違うのだろう。
 考えてみた。

 結果、私たちおじさんがダサイし、
 彼らに夢を与えていないのだと思う。
 スポーツならオリンピックという大舞台がある。
 では、会社や仕事という部分で、
 彼らにどんな夢や大舞台を用意出来ているのだろうか。
 日本経済が停滞している中、
 それを言い訳にして出来ていないのではないか。

 仕事には大舞台など必要がないという方もいるだろう。
 では、若者達に仕事の意義や意味を含め、
 達成感などを伝えられているのだろうか。

 オリンピックのメダルラッシュから学ぶべき事は多いと思う。 

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  2. 取材者の目線 (映像制作プロデューサー 若林源太)
     第109回 「すごいメイキング」


 ずっと前に買っていた
 伊丹十三DVDコレクションを最近ようやく観ています。

 伊丹映画は昔から大好きで何度も観ていたのですが、
 このコレクションの珠玉はメイキングDVDがあること。

 あの伊丹映画がどうやって作られのか・・・。
 若き日の周防正行が監督するメイキングは、
 私がこれまでに観たメイキングを遥かに凌ぐメイキングでした。
 すなわちかなりマニアック・・・。

 たとえば
 ?40ものカットを積み重ねて作られたシーンで、
  1カット1カットがどう撮られ、どう組み合わせたのか解説。
 ?津川雅彦の長台詞のシーンをどうやって演出したか。
  20テイクも費やした長丁場をえんえんと描写。
 ?夕焼けシーンの書割がどう描かれて、
  どういう構造になっているかを詳述。
 などなど・・・。

 実に大胆に、興味のある人しか相手にしない作り・・・。
 これぞ「メイキング」ではないでしょうか。

 しかし驚くべきは伊丹監督の徹底したこだわりです。
 小道具、衣装、かつらなど、画面に映るものは全て自分で選び出し、
 演出も表情、立ち振舞から、どこに手を置くかまで
 全て自分で支配する偏執ぶり。

 いい衣装を見つけるまでは何日だって費やして、
 いい画が撮れるまでは何時間も粘る。

 それもこれもすべて伊丹監督が映画を愛するがゆえ。
 好きなことを仕事にする幸福感が画面から伝わってきます。

 優れた作品にはそれなりに理由がある。
 ラクしていい仕事なんて出来ないんですね・・・。

 当たり前のことに気づいた43の夏でした。