[メールマガジン]よろしこ通信vol.175

2017年8月29日

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■ 目次 ■

1. 社長のつぶやき (社長 宮崎敬士)
第75回 「どっちが迷惑なのか、さっぱり分からない」

2. 取材者の目線 (映像制作プロデューサー 矢島靖)
第119回 「番組総制作費5,200億って…」

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1. 社長のつぶやき (社長 宮崎敬士)
第75回 「どっちが迷惑なのか、さっぱり分からない」

先日、東京から名古屋へ戻るとき
ちょっと二日酔いでつらく、もう少し寝たかった。
エクスプレスカードのポイントがたまっていたので
普通席からグリーン席へ移動した。

さて寝ようかな、と思っていたところ
通路を挟んで反対側の席に
1歳児ぐらいの赤ちゃんを連れた女性が乗ってきた。

赤ちゃんを抱きながら、ベビーカーをたたんでいて
大変そうだったので「手伝いましょうか?」と声をかけたところ
「母が間もなく乗ってくるので大丈夫です」との返事。
見守ることにした。

新幹線は、品川駅を通過。
新横浜でその母が乗ってきた。
ここから私の悲劇が始まる。

「ばぁばでちゅよ、わかる~!」を繰り返すのだ。
久しぶりに孫に会った嬉しさもあるのだろうか
赤ちゃんがぐずる声よりも、ばぁばの声のほうが
テンションが高く、大きく、通るのである。

寝られない…。

ばぁばの声が大きいからであろう、
赤ちゃんもぐずりだし、とうとう泣き出したのだ。
かくして私の睡眠が遠のき…。
安らぎを求めてグリーン席に移動したことが
仇となったのだ。

「名古屋…」のアナウンスとともに
隣の親子も下車の準備をはじめ
私も鞄に本などを入れ始めた。
その時ばぁばは、私に向かってこう言ったのだ。
「お騒がせしてすみません」と。

私のエクスプレスカードのポイント、返してほしい。

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2. 取材者の目線 (映像制作プロデューサー 矢島靖)
第119回 「番組総制作費5,200億って…」

「いいよな。NHKは制作費があって」
これ、民放テレビ局で番組制作を行う者たちのねたみです。

昨年、国内放送の番組制作費は約5,200億円。
中でもスゴいのが大河ドラマ(50回放送)。
なんと250億円。
これ、ハリウッド映画並み。

次に、私もネタによっては楽しんで観ている
「NHKスペシャル」通称Nスペ。
毎年10本ほどの企画で約18億円。
1本あたり約2億です。
「視聴率が取れる番組を制作しろ」これがNスペの方針らしく、
出ていくお金の削減、いわゆるコストダウンという認識が薄いらしい。
その裏付けとして、番組制作に携わった人物に話しを聞いた。

あるカメラマン談…
「まず、局員から制作者の指名が入るんです。
カメラマンは◯◯にしろ!みたいに。
で、約10日間がっつりスケジュールを抑えられるんです。
この間当然他の仕事を入れちゃあダメなんです。
我々にとってありがたいのはここから。
例えば10日間スケジュールを抑えられたとしましょう。
ロケ日は2日。
残り8日間は、まあ待機ですね。
テレビ観て、買い物行って。遊んでます。
でもギャラは10日分もらえるんです。
しかも、民放より良いギャラを…。
高価なカメラも局の持ち物だしね。コストゼロです。」
……これ、ほんの一部のお話し。

国民から集めたお金で制作しているのにも関わらず
贅沢なお金の使い方。
民放番組の制作者がねたむのもわかる。
だって、同じ1時間番組のドキュメンタリーを
約600万円で引き受けているのですから。

「我々はアイデア勝負で…」なんて言ってますけど
要は限りある原資でどうやるか考えるってこと。
でも撮影の現場は楽しく伸び伸びやってます。