[メールマガジン]よろしこ通信vol.170

2017年4月3日

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■ 目次 ■

1. 社長のつぶやき (社長 宮崎敬士)
第70回 「たまにニュースは勉強になる!?」

2. 取材者の目線 (映像制作プロデューサー 矢島靖)
第116回 「現場はオモシロい」

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1. 社長のつぶやき (社長 宮崎敬士)
第70回 「たまにニュースは勉強になる!?」

今回の森友学園の一件で、ひとつ勉強になったことがある。
「忖度(そんたく)」という言葉。
皆さん知ってました?

恥ずかしながら、私、この言葉を知りませんでした。
私のように、大人だからさも知っているようにふるまわないと
恥ずかしいと思っている方も多いハズだ。

では、答えを。
【 相手の気持ちを推し量ること 】

つまり、今回の件でいうと役人が
森友学園側の気持ち、もしくは安倍首相側に立って考える、
配慮したこととなるわけだ。

役人の仕事は法を遵守することだ。、
そこには感情を入れてはいけない、ということとなる。

うーむ。
果たして本当にそんなことが出来るのだろうか?
生活保護や保育園の問題など、福祉系の仕事に携わっている人に
感情移入するな、ということか。

おもしろいもので、言葉があるということは
多くは出来ないから言葉になっているのだ。

例えば、親孝行。
やらないから、言葉として存在している。
逆に、子ども孝行って絶対に言わない。

忖度って、日本的で良い言葉だと思うけど
あの場面で使われると、ちょっとつまんないのである。

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2. 取材者の目線 (映像制作プロデューサー 矢島靖)
第116回 「現場はオモシロい」

番組制作のためベトナム・ランソンという地方都市へ行ってきた。
首都ハノイから北へ180キロ。
中国との貿易で潤う街だ。

山間部に位置するため、移動には車で4時間ほどかかる。
そんな道中での出来事。ある大型トラックを何度も追い抜いていく。
荷台には、長さ50センチ・直径20センチくらいの
竹で編まれた筒状のものが重ねられている。
その中に閉じ込められていたのは「子豚」。
興味本位で我々の同行したコーディネーターにプチ取材してみた。

「裏ルートで中国に売られる豚」だという。
4tトラックに50頭の子豚。
出荷制限がかけられているため中国への取引には陸路を使うという。
たまに警察による取り締まりも入るらしいが、そこはワイロで・・・
ランソンに入る手前には、豚の汚れを落とす施設もある。
「豚の風呂」だ。
奇麗にすることで、高値で売れると思いきや、そういうワケではないらしい。
「商品を奇麗に見せる」ベトナム人たちのささやかな姿勢だという。
これら子豚は現金化されるワケではなく、パッションフルーツやパイナップル
といった果物と物々交換される。
南北1000キロ以上縦に広がるベトナム。
南部地域では果物が豊富あるが、北部では希少だという。
首都ハノイなどでは高値で売ることができ豚より利益をもたらす。
「中国産だと売れないから産地偽装して売るんです」
ベトナムでも、産地偽装は深刻な社会問題になっているという。

移動中、1度だけ事故渋滞にはまり、約1時間足止めとなった
ドライバーは車から降り路上でひと休憩。
我々の隣には豚を積んだトラックが。ドライバーが降りて豚の写メを撮り始めた。
通訳を通して話を聞くと・・・
「売り先に写真を送っている。元気な姿をね」
取引先に対してそんな気遣いまでしているなんて。

現地コーディネーターは
「豚の裏ルート取引は報じられるが
そんなやり取りをしているとは知らなかった」と。

取材では、こうしたまだ見ぬ知られざる世界を見て、知ることができる。
現場は面白い・・・。