[メールマガジン]よろしこ通信vol.159

2016年10月4日

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■ 目次 ■

1. 社長のつぶやき (社長 宮崎敬士)
第63回 「日本の言葉狩りってどうよ」

2. 取材者の目線 (映像制作ディレクター 加藤健)
第111回 「えっ?アノ人が内蔵助!
懐かし70年代を存分に味わえるチャンネルとは」

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1. 社長のつぶやき (社長 宮崎敬士)
第63回 「日本の言葉狩りってどうよ」

またしてもだ。
ウナギを少女に見立てた
自治体が制作した2分間の動画にクレームが入った。

この少女が「養ってー」と訴えるシーンがある。
ウナギだから、養殖なのだから、「養って」はパロディーだ。

しかし、このシーンを
「誘拐され監禁されている少女を想像される」というのだ。

どんだけ想像力が豊かだ???

おかげで、この動画は削除されることとなった。
この日本には表現の自由はないのか!?

私たち表現者の生きていく領域が日々狭められて
大変不自由なのだ。
パロディーすら通じないのか?

一方、今、名古屋銀行の広告はすごい。
ツキノワグマが起立して
「くまったなぁ…絶好のチャンスを逃すわけには…」
と、ぼやいているポスターだ。

これって、クマの被害が出ている秋田じゃNGだろうなぁ…。
絶好のチャンスって、人を襲うことだし。
くまっているのは、人間もだし、クマもだ。

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2. 取材者の目線 (映像制作ディレクター 加藤健)
第111回 「えっ?アノ人が内蔵助!
懐かし70年代を存分に味わえるチャンネルとは」

BS放送は始まった当時あまり見る人もいないのではと言われていましたが、
最近一定の定着をしてきたようです。

東京キー局はBSのもチャンネルを持っていますが、
視聴率を問われる地上波ではできないような斬新な企画もやるようですが、
昔の作品の再放送に活用されることも多いようです。

なかでも、今年51歳、
70年代に子ども時代を過ごしてきた私が
ついつい興味を持つような再放送をたくさんしているのが
「BS-TBS」です。

70年代には絶対的なテレビの王者であったTBSが、
当時いかに充実していたかを
見せつけられるような番組をたくさんやります。

ここでやっていて、最近はじめてみたのが
「女たちの忠臣蔵、いのち燃ゆるとき」という
スペシャルドラマです。

かの橋田寿賀子さんが脚本を書いたこのドラマは、
現在では半沢直樹などを放送した日曜夜9時のドラマ枠で
1979年に放送され42.6%の視聴率を記録しました。
この視聴率は、このドラマ枠で今も破られていない大記録だそうです。

普通の忠臣蔵では勇壮に死んでいく赤穂四七士たちの
一瞬の輝きにスポットがあたりますが、
このドラマでは彼らが死んだあと残されて、
その後の長い人生を生きていく運命の女性たちにスポットをあてていて、
なるほど橋田寿賀子だなと思わされます。

例えば、僕自身映画でもたびたび気になっていたのですが、
四七士に堀部彌兵衛、堀部安兵衛という婿養子の親子が出てきます。
この彌兵衛さんの娘で安兵衛さんの奥さんとして
幸という女性が出てくるのですが、
いつも涙ながらに、しかし本懐をとげる2人を祝福しながら、
討ち入りに向かう2人を送り出します。

でも彼女はその夜、一気に親と夫を亡くして
天涯孤独の身の上になってしまうのです。

この人、このあとどうするんだろう、
不安とか苦しみとかすごいと思うんだけどな・・・
などと思いながら映画を見ているわけですが、
映画の方は四十七士の活躍で華々しく終わってしまいます。

ドラマ「女たちの忠臣蔵」の場合、
そういう部分をドラマにして見せてくれるわけです。
そして、それはそれで非常に日本人の琴線にふれる
ドラマを見せてくれるんですね。

女性たちが中心ですから、
女優さんのキャスティングにものすごく力が入っています。

池内淳子、杉村春子、山田五十鈴、浜木綿子、香川京子、大原麗子、
中田喜子、竹下景子、波乃久里子、小川知子、音無美紀子・・・などなど。

豪華なんですが、次々出てくるこうした顔ぶれに、
いちいち「おおっ」と声を上げるのは、
やっぱりあの時代を知っている年代の人でしょうね・・・

大石内蔵助は・・・宇津井健です。

宇津井健・・・、
当時まだ、赤いシリーズの百恵ちゃんのお父さん役で、
世間には印象強烈でしたでしょうね。

彼が内蔵助って、当時はどう思われたのか、知りたいです。

こんな楽しみがたくさん埋もれているのが「BS-TBS」チャンネルです。
皆さんも機会があればぜひ試してみてください。